克服に向けた事業者の取組
市民の環境意識の高まりと行政による規制に対し、事業者は公害防止への投資を積極的に行いました。この公害防止投資により、事業者は様々な公害防止技術・ ノウハウを開発し、厳しい排出基準に適応してきました。また社内に公害防止関連の資格を持つ技術者を養成し、公害対策の技術的基盤を形成してきました。
事業者の技術的対応例
公害防止装置の設置
生成された汚染物質を末端で処理するいわゆるエンド・オブ・パイプ技術の導入を図りました。
排煙処理装置の導入
排ガス中の汚染物質を除去する集じん装置、脱硫装置、脱硝装置を導入しました。
排水処理装置の導入
工場や事業所などからの排水から窒素・リン・有害物質などを除去する装置を導入しました。
使用燃料の良質化
重油の低硫黄化
低硫黄重油を増やすために重油脱硫処理能力を向上させました。
液化天然ガスへの燃料転換
火力発電時に使用する燃料を重油から硫黄分を含まない液化天然ガスに転換を図りました。
製造プロセスの改善
製造プロセス自体を改善するクリーナー・プロダクションの開発・導入を図り、環境改善を図るとともに経済的にも優れた新たな環境技術を創造してきました。
省エネ技術の導入
燃焼を効率的に行う省エネ技術の導入を図りました。
日本の二酸化硫黄排出量削減の要因分析
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